SEOでは、高品質のコンテンツ作りが大切と言われているけど、高品質とは?どんなコンテンツを作れば良いの?
と、悩んでいるブログ初心者も多いかと思います。
今回は、SEOで評価される「コンテンツの質(=ブログ記事の質)」について紹介していきます。
ブログにおいて記事はSEOにおいて最も重要視される軸になります。SEOに配慮して、しっかり考えて記事を作っていきましょう!
SEOとは?という方は、まずはこちらから参考にしてください!
Googleはどこでコンテンツの質を判断しているか?
まず前提として、Googleはコンテンツをどこで判断しているのか?です。
Googleは「検索品質評価ガイドライン」として公式に定義されてる評価基準があり、もっとも重要視されている評価基準は「E-E-A-T」です。
E-E-A-Tとは、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の略です。
このE-E-A-Tを考慮したコンテンツ作りが高品質になるカギになります。
少し難しく聞こえてしまいますが、簡単に言い換えると「読者やユーザーの満足を考えて、きちんと良質なコンテンツを作っているのか?」が、ポイントになってきます。
読者やユーザーの満足を考えて、きちんと良質なコンテンツを作っているのか?
大切なことなので、2回言ってしまいました!
E-E-A-Tも踏まえたうえで、ユーザー満足度をはかる基準として、Googleは次の要素でコンテンツを評価しています。
- コンテンツ内容(専門性、権威性、独自性、信頼性、安全性)
- ユーザーのサイト内での動き(滞在時間、サイト内リンクなど)
- 外部リンクの数・質
- SNSでのシェア数
- モバイルフレンドリー、表示スピード など
SEOの評価を高める高品質のコンテンツをつくる6つのポイント
E-E-A-Tを踏まえたうえで、高品質なコンテンツをつくる要素の具体的なポイントと、改善ポイントを詳しく解説します。
自分の書いた記事やコンテンツを読んでもらうためには、何が必要でしょうか?
「高品質のコンテンツをつくる6つのポイント」では、専門性、独自性、網羅性、更新性、情報のアップデート、そして読者の検索意図への適合性、これら6つの重要な要素を探ります。これらの要素を理解し、自分の記事に取り入れることで、より多くの人々に読んでもらえる質の高い記事を書くことが可能になります。
それでは1つづつ解説していきます!
【1】専門性がある(信頼性・権威性)
記事を書くとき、しっかりと調査して、正確な情報を提供することが大切です。さらに、その情報が正確であることを示す証拠を一緒に示すと、読者はあなたの記事をより信頼するようになります。
専門性を示すためには、具体的なデータや事例を入れてみる、信頼性のある情報源から引用するなどの方法があります。
また、自身の経験やスキル、資格などを明示することも大切です。
- 嘘偽りのない正しい情報を掲載する
- ブログの取り扱うジャンルを、1つのジャンルに特化させる
- 一次情報(体験談)を伝える
- 引用している情報源のリンクを掲載している
- 1つのテーマについて複数の記事が用意されており内部リンクで繋げる
- SNSなどで自身やサイトを宣伝する
- 専門性が伝わりやすくするためにプロフィール情報(記事執筆者)は詳しく作成
広く浅い記事をたくさん量産よりも、特定のジャンルに絞り、深く情報を取り扱うようにすることで、専門性・信頼性を高めることができます。
近年のSEOにおいて「専門性(信頼性・権威性)」は非常に重要な評価項目になりました。自分がなにもので、どんなことを発信しているのか明確に掲載して、信頼感を高めていきましょう。
【2】独自性がある(オリジナリティ)
Google検索したときに似た情報ばかりが上位表示されると、ユーザーの満足度は低下してしまいます。
そのためユーザー満足度を高めるために、あなたならではの独特の視点やアイデアを記事に取り入れると、読者はあなたの記事が他の記事とは違うと感じ、もっと読みたくなります。
かつSEOに評価される項目でもありますし、読者がファンになりやすい項目でもあるので、独自性も重要な要素になります。
- 独自の視点(切り口)で記事を書いてある
- 競合ブログが取り扱っていないニッチな情報がある
- 自分ならではのストーリー性や実体験・経験談が掲載する
- 自分のキャラ・ポジションが明確化されている(ブランディング強化)
自分のキャラ・ポジショニングが明確化されていると「あなたの記事だから見たい」といった読者がファンなってくれます。
自分の経験は、自分にしかないので、その経験が誰かの役に立つように言語化すると独自性が出るよ!
【3】網羅性がある
読者が検索したキーワードの情報はわかりやすく解説・記載して、それらの情報に関連する情報も合わせて記載して情報に網羅性を持たせましょう。
例えば『ハンバーグ 料理』と検索したユーザーに対して、食材リストや料理な説明だけでなく、手順がよくわかる料理方法やアレンジレシピなどを提示する、といったように情報に網羅性があると良い情報です。
- 1つテーマについて、さまざまな切り口で記事を書く
- 記事内に関連記事への内部リンクを挿入する
理想の記事は、キーワード検索でたどり着いた記事またはブログ内の記事で、調べていた悩みや問題を解決させるような情報を提供できていたらベストです。
ユーザーがそのキーワードをなぜ調べてきたのか考察して、逆算からどういった関連情報を掲載すれば良いか考えて見ると良いです。
一度にすべて頑張って書くのも良いけど、一度公開してから後日情報を付け加えてリライトするのも有効だよ
【4】情報を常にアップデート
読者や検索ユーザーは常に最新の情報を求めて検索しています。
時間の流れとともに情報が古くなってしまった場合、もはや正確ではなくなった場合、記事を更新するようにしましょう。
- 定期的に記事内容を見直す
- 定期的に記事内容をリライトして最新の情報にする
- リンク切れの確認する
情報は常に変わっていきます。特にテクノロジーや医療、政治、エンターテイメントなど、日々進化する分野では、古い情報はすぐに陳腐化し、信頼性を失います。だからこそ、情報を常にアップデートし、最新の状況に合わせて調整することが重要です。
大切なのはリライトして「更新をすること」ではなく、「高品質なコンテンツにする」ことです!
【5】情報のわかりやすさ(情報の整理)
読者が記事を理解しやすいように、コンテンツの情報は整理しましょう。
またコンテンツの整理は、SEOにも非常に重要です。Googleは『クローラー』と呼ばれるロボットで、さまざまなブログやWebサイトを巡回して、情報の良し悪しを判断しています。読者が読みやすいように整理していれば、このクローラーが読みやすいようにもなります。
- 読まれるための文章構造でコンテンツを書く
- 見出しや小見出しを使って情報が整理されている
- 長文になる場合は、ユーザーが読みやすいように見出しや段落を分ける
- ユーザーが理解しやすい順で書く
- 画像には「alt属性」で説明文を付け加える(クローラー対策用)
読まれるコンテンツを書くための文章構造については以下の記事を解説しているので、合わせて読んでみてください。
人気ブログや、上位表示されているブログはこの構造で書かれていることが多いから、初心者の頃はこの構成を真似してみると良いよ
【6】検索ユーザーの期待に応える(検索意図の整合性)
検索ユーザーや読者が検索エンジンから何を期待しているかを理解し、悩みや問題、そのニーズを満たすような記事を書くことが重要です。
そのためには、検索者が何を求めているのか、何を期待しているのかを理解して分析する必要があります。それに基づいて記事を作成すれば、あなたのコンテンツは検索ユーザーの期待に応えることができ、結果的にはSEOの評価も高まります。
- 記事の対象ユーザーを明確化する
- 「狙っているキーワード」と「記事タイトル」と「記事内容」が一致している
- サーチコンソールなどでキーワードを分析する
- 検索ユーザーに刺さるタイトルにする
自分語りで完結させずに、ユーザーがどんな悩みや課題を持って検索しているのかを1番に考えよう!
ユーザー満足度を上げるための高品質のコンテンツをつくる6つのコツでした!
逆にユーザー・SEOから評価を下げてしまうコンテンツについても簡単に紹介します。
SEOで評価を下げてしまうコンテンツとは
SEOで評価を下げてしまうようなコンテンツとはどのようなものか紹介します。
- コピペばかりの記事
- ユーザーをだますようなこと
- 広告が多すぎる
- スマホで読みにくい・使いづらいブログになっている(文字が小さすぎる・ボタンが押しづらい、など)
- ページ表示速度が遅い
- 似たようなコンンテンツ(記事)が無駄に複数記事存在している
以外と意識していない部分では、ページの表示速度です。Googleが行った調査では「ページが表示されるまでに3秒以上かかると53%の人がモバイルサイトから離脱する」という結果が出ているほど、ユーザーにとっても、SEOにとっても評価を下げてしまう大切なポイントです。
近年では、PCよりスマホからの閲覧が主要になってきており、スマホからの見やすさ・使いやすさを重視している「モバイルフレンドリー」という考え方もユーザーの満足度を上げるための重要な要素になってきています。
ユーザーの使い心地を考えられていないブログもSEOの評価を下げられる要因になってしまうため、記事づくりだけでなくサイトのデザインや機能など見やすさ・使いやすさもあわせて改善していきましょう。
- ページ滞在時間が短い
- 記事の文字数が少ない
「ページ滞在時間を伸ばすために文字数を増やしましょう」「1記事の文字数は3,000文字以上にしましょう」こんなことを聞いたことある方もいるかと思います。
ページ滞在時間が短いと、文字数不足や記事の情報不足により離脱と考えられしまいますが、ページ滞在時間で重要な考え方は『ユーザーが再検索したかどうか』です。再検索され、ユーザーが再度訪問してくれている記事であれば、短い時間でユーザーの悩みや問題を解決しているコンテンツとして評価されます。
そのため、記事の文字数だけでも評価されていないので、文字数が短くてもきちんとユーザーの悩みや問題を解決しているコンテンツになっていれば問題ないです。
必ずしも「文字数が多いコンテンツ=高品質」ということでSEOの評価が上がるわけではないので、気をつけましょう。
とにかく文字数が多ければ良いってもんじゃない!