ブログをやっていると「SEO」というキーワードを見かけることがあり「勉強してみたいけど何からはじめていけば良いのかわからない!」という方に向けて、SEOについてわかりやすく解説します。
本記事では、SEO超初心者でも理解しやすいように、SEOの基礎的な知識から、実際にSEOを行うための基本的なテクニックまで、ゼロから丁寧に解説します。
まずはSEO初心者が始めるためのポイントは3つ。
- 最低限必要なSEOの基礎知識を知る
- すぐにはじめられるSEOテクニックをひとつづつブログに取り入れていく
- アクセス解析をしながらブログ記事を改良していく
いきなりすべてを取り組み始めるのは少しハードなので、すぐに始められること、長期的に少しづつ取り組めることなど分けて取り入れてみてください!
SEOとは?
SEO(Search Engine Optimization)とは、Webサイトやブログを検索エンジンの検索結果で上位に表示するための手法や技術のことです。
SEO=検索エンジン最適化=検索結果の上位に表示させる手法
Webサイトやブログを運営している企業や個人にとって、検索エンジンで上位に表示されることは非常に重要です。検索エンジンによって上位に表示されることで、自分のブログやサイトの露出が増え、多くのユーザーにアクセスしてもらうことができます。
検索エンジンの仕組み
Googleなどで検索した場合、検索キーワードの関連性が高いサイトやブログが検索結果に表示されます。
その検索結果の表示順は、検索エンジンが独自に定めているアルゴリズム(ルール的な意味)によって決まってきます。
検索結果の上位表示されるように、検索エンジンのアルゴリズムに適したサイト構造やライティングを行うことをSEOと呼ばれています。
ただSEOを行うことで、即座に検索結果の表示順が上昇するわけではありません。最低でも3ヶ月程度の長期的な視点が必要になってくるので、焦らずじっくりブログを育てていきましょう。
クローラーと呼ばれるロボットがさまざなサイトやブログを回遊し情報収集を行います。クローラーが収集した情報をインデクサーが整理・解析されデータベースに保存されます。インデックスに保存されている情報を元に、検索キーワードの関連性・検索順が決められ検索結果としてユーザーに届けられます。
検索エンジンの評価指標
では、検索エンジンがどのような視点でWebサイトやブログを評価しているのか。
Googleは、アルゴリズムを常にアップデートを繰り返しているため細かい指標は多く存在していますが、基本的な大きな軸はずっと変わっていません。
- コンテンツの質
- 検索エンジンは、ユーザーが検索したキーワードに関連する高品質なコンテンツを提供するウェブページを上位表示することを目的としています。そのため、コンテンツの質は非常に重要な要素となります。コンテンツが読みやすく、情報量が豊富で、正確であることが求められます。
- 検索キーワードの適切な使用
- 検索キーワードがブログ内の適切な位置に適切な密度で使用することで、検索エンジンはウェブページがユーザーが検索したキーワードに関連していることを認識しやすくなります。
検索キーワードをたくさん使っていれば良いというわけではなく、適切な量と位置がとっても大切になってきます。
- 検索キーワードがブログ内の適切な位置に適切な密度で使用することで、検索エンジンはウェブページがユーザーが検索したキーワードに関連していることを認識しやすくなります。
- 外部リンクの品質と量
- 外部リンクとは、他のサイトから自分のサイト・ブログへのリンクのことです。検索エンジンは、外部リンクの品質と量も指標の1つとなっています。外部リンクがどこからでも良いわけではなく、元のサイトとの品質や関連性などが大切になってきます。
- 信頼性
- 検索エンジンは、信頼性を判断するために、多くの要素を考慮しています。例えば、サイト・ブログのドメイン名やURL、更新頻度、セキュリティ、外部リンクの品質などが挙げられます。このサイトは「安全なのか?」を見ています。
- ユーザー体験
- ユーザーがサイトにアクセスした際に、快適なユーザー体験を提供するウェブページを評価します。例えば、読み込み速度が速いかどうか、レイアウトがスマートフォンに対応しているかどうか、適切なメタデータを使っているかどうかなどが挙げられます。「ユーザー体験が良い=ユーザーがサイトに滞在時間が長く、リピート訪問するようなサイト」は、検索エンジンから高く評価されます。
- サイトの構造とコードの品質
- 検索エンジンは、サイトの構造とコードの品質を評価して、クロールしやすいかどうかを判断します。適切なHTMLマークアップを使用することで、検索エンジンはウェブページの内容を正確に理解することができます。また、ウェブページの速度、エラーの数、コードの整理整頓なども、検索エンジンにとって重要な要素となります。
WordPressの有料テーマなど使用している場合は、この点は考慮しながら制作されているので、基本的には心配ないかと思います。
- 検索エンジンは、サイトの構造とコードの品質を評価して、クロールしやすいかどうかを判断します。適切なHTMLマークアップを使用することで、検索エンジンはウェブページの内容を正確に理解することができます。また、ウェブページの速度、エラーの数、コードの整理整頓なども、検索エンジンにとって重要な要素となります。
SEOでもっとも大切なことは「ユーザー視点」であること
SEOのテクニックなど巷ではたくさんありますが、私は、SEOにおいてもっとも大切なことは「ユーザー視点」が非常に重要であると考えています。
検索エンジンの目的は、ユーザーに最適な情報を提供することです。そのため、検索エンジンは、ユーザーの検索意図に合わせた高品質なコンテンツを提供するサイト・ブログを上位に表示することが重要とされています。つまり、検索エンジンが求めるものは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することであると言えます。
そのため、SEOにおいても、ユーザー視点が非常に重要な役割を担っています。コンテンツの質、ユーザー体験、コンテンツのマッチング度合いなど、検索エンジンが考慮する要素は、全てユーザーにとって価値のある情報を提供するためのものです。SEOを行う際には、ユーザーのニーズや検索意図を把握し、それに合わせた高品質なコンテンツ(=高品質の良い記事)を作成することが必要です。
また、ユーザー視点を重視することは、検索エンジンのアルゴリズムが変化するにつれ、SEOの成果を維持するためにも重要です。検索エンジンは、検索結果の質を改善するために、常にアルゴリズムを改善しています。そのため、検索エンジンが求めるものがユーザー視点に基づく高品質なコンテンツである限り、そのような変化に追従しやすくなり、ランキングの維持が可能となります。
(余談ですが、ブラックハットSEOと呼ばれるSEO手法があり、コンテンツたいして無いにも関わらず検索順位を無理やり上位に表示されるような裏技的なSEO手法が存在していますが、このような手法はGoogleのアップデートによってすぐに淘汰されていまいます。そのため、ユーザー視点をもって、高品質なコンテンツ作りを考えていくことが大切です。)
SEOに強いブログを作る
これからブログを始めるならSEOに強いブログ作りをしていくことがとても大切です。
良い質のコンテンツを作っても、基本的なSEO施策ができないと効果が発揮できません。
無料で開設できるブログサービスなどがありますが、自由にカスタマイズができないことが多いので、これからブログで副業や集客など収益化を考えてるブログであれば、Wordpressで作成することをおすすめします。
まずやっておくべきサイトの設定と設計
- 独自ドメイン
- SSL化
- モバイルファースト
- パーマリンクの設定
適切なテーマの選択
SEOに強いテーマを選択することは、ブログのランキングに大きく影響を与えます。
上記でも説明したように検索エンジンはサイトの構造とコードの品質を評価して、クロールしやすいかどうかを判断しています。テーマによっては、SEOに最適化された機能が備わっているものもあるので、最適化されているテーマを選ぶことが大切です。
キーワードリサーチを行う
キーワードリサーチは、ブログにおけるSEOの基本中の基本です。自分のブログのテーマに関連するキーワードや狙っているキーワードを記事を書く際に、そのキーワードを適切な密度で記事に取り入れることで、検索エンジンに自分のブログが表示されやすくなります。キーワードリサーチは、さまざまな手法やツールなどがあるので、それらを駆使しながらはじめてみましょう。
記事を書く際のキーワードリサーチは主に以下のような項目を考えてみると良いかもしれません。
- どんなキーワードを狙った記事を書くか
- そのキーワードはどのぐらいのボリュームがあるか(月間で検索されている回数など)
- どんな時にそのキーワードが検索されるか(シチュエーションを仮説する)
- そのキーワードはどんなユーザーが検索しているか(属性、生活スタイル、収入など)
- 競合ブログ記事にはどんなことが書かれているか
コンテンツ内とタイトルタグとメタディスクリプションを最適化する
キーワードリサーチしたキーワードを本文記事の中、タイトルの中、メタディスクリプションの中に適切な密度で記事に取り入れます。
主にキーワードを入れた方が良い場所は以下の通りです。
- 記事のタイトル(h1)
- 見出しタグ(h2、h3)
- 記事の書き出し、導入エリアの本文テキスト
- 本文テキストの適量
- メタディスクリプション
- アイキャッチ・サムネの画像
ブログ記事の見出しタグにキーワードを入れることで、検索エンジンにとって記事のテーマを把握しやすくなります。特に、h1タグ(最も重要な見出し)やh2タグ(2番目に重要な見出し)にキーワードを入れることが効果的です。
記事の書き出し、導入エリアの本文テキストにキーワードを入れることで、検索エンジンにとって記事の内容を理解しやすくなります。また、ページの最初の本文は、読者が最初に目にする部分でもあるため、キーワードを入れることで読者の興味を引くことができます。
タイトル以外にも記事本文テキストにも入れていきましょう。ただし、無理にキーワードを入れるのではなく、自然な形で入れることが重要です。また、キーワードの密度が高くなりすぎると、検索エンジンにスパムと判断される可能性があるため、適度な密度で配置することが重要です。
メタディスクリプションとは、検索結果のタイトル下にでてくる説明テキストになります。
アイキャッチ・サムネの画像とは、大抵のブログだと記事の冒頭に配置している画像です。読者の目をひき、記事へ誘導する役割を持っていますが、この画像の中にもキーワードをいれておくことがおすすめです。
内部リンクの最適化
内部リンクは、自分のブログ内で記事同士をリンクさせることです。内部リンクを作成することで、自分のブログのコンテンツが検索エンジンにとって理解しやすくなり、SEOに有効的です。
内部リンクを設置しておくことで、読者がサイト内を回遊してくれるので、PV数や滞在時間が増やすことができます。
SNSと外部リンクを獲得する
外部リンクとは、他のサイトやブログから自分のブログへのリンクのことです。高品質なサイトからの外部リンクを獲得することで、自分のブログのランキングを上げることができます。外部リンクを獲得するには、自分のブログに高品質なコンテンツを作り続けていくことで、読者やファンの方が「おすすめ記事!」のような形で記事を紹介くれる場合が多いです。
SNSは近年ではSEOで重要な要素になってきています。SNSのシェア数がSEOの上位表示に直接的な関係はないと言われていますが、なにかしらの指標の1つと見られているんじゃないかは思います。(これは個人的な見解です)
私の他ブログでは、SNSで多くシェアされる記事は必ず検索上位に表示されています。(良い記事だから検索上位にくるか、SNSにシェアされているから良い記事と判断されているのかは不明ですが、SNSでのシェア数は必ず関係しているはずです。)
コンテンツの質の向上
SEOでもっとも重要で評価されるコンテンツのは質です。良質なコンテンツを提供することで、検索エンジンからも高い評価を受け、表示順を上げることができます。
高品質なコンテンツのポイント
- ユーザーにとって有益な情報を提供する
- 独自性やユニークさを持つ
- 文章が読みやすく、適切な構成になっている
- 情報の網羅性
- 情報の鮮度(更新性)
検索エンジンは、読者が求める情報を正確かつ効率的に提供することを目的としています。コンテンツが読者にとって価値のある情報を提供し、読者が抱えている問題を解決する手助けをするコンテンツがより評価されいます。
他のサイトと差別化するために、独自性やユニークさを持つ必要があります。たいていの場合は、類似記事など多くあるため、独自の視点や情報を持つコンテンツが、読者にとってより魅力的であり、検索エンジンからも高い評価を受ける傾向があります。
商品を紹介するブログ記事であれば、使ってみての感想や自分がオススメしたいポイントなどを、自分ならではのオリジナルの情報を入れた方が良いです。
文章が読みやすく、適切な構成になっていることが求められます。例えば、見出しタグを使い、文章を適切な長さに分割していたり、図やイメージ画像などを適切に配置することで、読者にとって読みやすくなると同時に、検索エンジンからも高い評価を受ける傾向があります。
広範囲かつ詳細に情報を提供することを大切です。網羅させるために冗長化や長文化や情報の羅列といった形式にこだわる必要はありません。読者にとってわかりやすく、コンパクトであることが重要です。
読者にとって最新の情報を提供することを目的としており、情報の鮮度が高いコンテンツは、検索結果の上位に表示されやすい傾向があります。
時代によって変化する内容の場合であれば、コンテンツを定期的にリライトや加筆することで、情報の鮮度を保ちやすくなります。特に、時事ネタや最新のニュースなど、情報が常に変化するトピックについては、定期的な更新が求められます。
SEOに関することを書いているこの記事も定期的にリライトしなければ、情報が古くなってしまうよ
以下の記事でさらに詳しく書いているので、ぜひあわせて参考にしてみてください!
モバイルフレンドリーにする
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンなどのモバイル端末からブログにアクセスした際に、快適なユーザー体験を提供することです。近年では、スマートフォンでの見やすさ使いやすさがSEOで重視されてきています。
例えば、スマートフォンからアクセスしたのにPC用のレイアウトでブログが表示されたら、快適に閲覧できないですよね。他にも、テキストのサイズは読みやすいか、サイトが表示されるスピード速度はどうか(画像サイズが大きい場合や数が多い場合は表示スピードが落ちる原因になる)、ボタンなどは押しやすいか、などのポイントがあります。
モバイルフレンドリーにすることで、読者も快適に閲覧できるため、検索エンジンからも高い評価を受けることができます。
ブログの表示速度を最適化する
サイトの速度が遅い場合、読者はイライラしてブログを離れる可能性が高くなります。
Amazonの調査では「サイト表示が0.1秒遅くなると、売り上げが1%減少し、1秒高速化すると10%の売上が向上する」と言われているぐらい表示速度は重要視されています。
検索エンジンも、ユーザーが快適に利用できないサイトは表示順を下げる傾向があります。そのため、ブログの速度を最適化することが重要です。具体的には、画像のサイズを圧縮させるやキャッシュの有効化などがすぐに始められるテクニックです。
Google Search Console(サーチコンソール)の登録
WebサイトやブログをGoogleにインデックスするために、Google Search Consoleに登録しましょう。
Google Search Consoleでできること
- Googleの検索結果の表示順の順位や、キーワードごとの順位を確認
- ウェブサイトのクロールエラーや警告の確認
- インデックスのリクエスト
- サイトの外部リンク・内部リンクの確認
上記のようなことが確認することができます。Google Analyticsと一緒に使いアクセスの解析をしたり、記事の更新したことをGoogleにリクエストしたりできます。
Google Analytics(アナリティクス)の設定
Google Analyticsとは、Googleが提供している無料で使うことができるアクセス解析ツールです。
設定することで、アクセス解析ができるようになります。アクセス解析を行うことで、どのページが人気か、アクセスされているのかや、どのようなキーワードやアクセスされているのか、流入元はどこか、などを確認することができます。アクセス解析の結果を元に、ブログの改善点を見つけることができるので、必ず設定しておきましょう。
Google Analyticsでできること
- 流入元がわかる(Google検索からなのか、SNSからなのか)
- 読者の属性がわかる(性別、世代、など)
- PV(ページビュー)やセッション数
- サイト内でのユーザーの動き(流入した記事だけ見たのか、別の記事を見てくれたのか、など)
上記のようなアクセス情報を解析することができます。使い方次第ではもっと詳しく調べたり設定することができます。
開設したばかりのブログだと、ほとんどアクセスがない状態なので、はじめから解析する必要はありませんが、データとして残しておくといざという時に便利なので登録しておくことをおすすめします。